猿でござる

2019年12月26日

猿でござる

へんな鳴き声が聞こえてきた。
道を隔てた、裏の家の屋根に、
堂々と鎮座してる猿!
君がボスかぃ?

背中を丸めた姿は、
なんとも、哀愁のある姿であります。



この日我が家は、
大掃除。
長年の課題だった農具置き場の倉庫を、
思いきって片付ける事にした。
ここを、片付けない限り、
家の中のごったくも、
片付けられないのだよ。

長男君夫婦の、希望もあり、
かなりの不要品を捨てる事になった。

ママの提案で、実家のご両親に、
娘たちを預ける事にしたという。
そして、
一日めいっぱい作業するという。

思い入れがあるものも、
一旦は端に寄せたが、
捨てた。

私の子供たちが、
独り暮らしをしたあと、
実家に引き上げて来た荷物もあった。

農家だった先代の、
農作業の道具の産物も。

古い茅葺きの家を取り壊した時、
倉庫の隅に積み上げたものも、
結局はそのままの状態で残ってた。

思い出の品物を処分するのは、
至難の技だ!
「もう捨てろ!」なんて言われると、
チョッピリ哀しくなった。
でも、捨てた。

世代間のギャップ、価値観の違い。

養蚕をして機織りをした名残の、
糸車も残しておいたので、
こちらも救出した。
私の基地に持っていく。

額に入った古銭。
筆字の大福帳。
傷のない壺。
座敷箒。

過日の台風19号の時、
扇状地の裾野にある我が家も、
実は倉庫の中まで、水が入って来た。
お米の倉庫は、一段高く作ってあり、
ギリギリのところで、
難を免れたのであります。

倉庫の土間は、地盤沈下で傾斜があり、
その事が幸いして、半分は水に浸からず、
被害もなかったのです。

袋に詰めた沢山の不燃ごみを搬出したら、
土間を水洗いして、綺麗にしたいと思う。

大婆ちゃんのセニアカーも。
しばらく使うことはないだろう。

あまりに、大々的な片付けをしたので、
ご近所さんが、倉庫を覗いて声をかけてきた。

我が家に年寄がいるからだ!
何事かあったのか?と思われたようだ。

昔の食器も箱に詰めたままあった。
いま見たら、すごく魅力的で素敵だった。
息子たちは、要らないといったが、
救出したので、綺麗に洗って私の基地に!!

我が子の小中学校の絵画が束ねてあり、
こちらも息子に「捨てろ」と言われたものの、
画像に残してから捨てる事にした。

私ひとりでは出来ない事だから、
子供世代の力を借りて、
親世代の荷物整理が、出来たって事に、
複雑な思いも少しは残ったけれど、

家族が増えて、車も増えたから、
倉庫を車庫にしようと始めた片付けなのだ。

思いきって捨てられて良かった。


片付けには、参加しない旦那さんは、
厳しい現場監督?
いろんな言葉だけは飛んでくる。

まぁ、お出掛けしてくれてたので、
思う存分作業ができたよ。

猿でござる
それでも
有り難いことに、
この日の昼ごはんには、
特製チャーハンを作ってくれました。

美味しく頂きました。
御馳走様でした。

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